華やかなイメージがありながら「きつい」と評判が意外にも多いアパレルショップには、お店の方針や出店場所によって仕事内容が若干変わることがあるのをご存知でしょうか。
今回は未経験者が求人へ応募をする前に知っておきたいアパレルショップ店員の仕事内容や評判について解説します。
目次
アルバイトの場合 | 派遣スタッフの場合 | 社員の場合 |
---|---|---|
約850~1000円 | 約1000~1300円 | 月収約16~25万円 |
都心部を中心に集計すると他業種と比べて低めです。アパレルショップでの働き方というのはいくつかの選択肢があり、お店に雇ってもらうアルバイトや、登録した派遣会社から各店舗に助っ人として出向するなどの方法があります。
実はそうした時に考えると金額面で一番優遇を受けやすいのが、派遣スタッフとして各地に赴く場合です。店舗から依頼があるときに向うので、安定的にアパレルショップの仕事ができるわけではありませんが、好きなブランドや「このお店で働きたい!」という希望がなければ1回あたりの給料が多い派遣会社に軍配が上がります。
ただし、派遣の場合は大体店舗から依頼がくるのが、年末やサマーセールなどの繁忙期でお店の従業員だけでは賄いきれないときに依頼をすることが多いので、常時ショップ店員として働きたいのであれば店舗アルバイトにするべきです。
何より派遣は数ヶ月などの短期期間限定や勤務地が色々な所になる可能性があるので通勤も大変だったりと、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
そのため時給だけにこだわることなく、自分のライフスタイルやシフト希望なども考えて応募する事が理想と言えます。
アパレルショップの場合、それぞれのお店が狙うターゲット層の年齢のスタッフを雇います。そのため、お店のアルバイトスタッフは基本的に歳の近い年代で集まることが大半です。
勤め先の服が制服になります。お店により異なりますが、おおよそ半値ほどの金額でファッション一式を自費購入しそれを業務中に着用します。もちろんプライベートで着ても問題ありません。
この制度は人によって良い悪いと意見が分かれます。考え方によっては、自分の好きなブランドであるなら最新のファッションが半値で買えて魅力!ということもあれば、ただでさえ少ない給与なのに追加で服を一式買ったら生活費がなくなる!などのネガティブな意見も目立ちますね。
特に服はシーズンを通して継続的に購入するものであり、同じ服装をずっと着続けるわけにも行かないので、コーディネイトのローテーションを組む必要もあります。そのため、割引価格と言っても結構な金額の出費となってしまうことも。
そうしたこともあり投稿される口コミの中にはスタッフ間で衣服の貸し借りをして出費を防いでいるとう意見もありました。
ちなみに派遣の場合は単発で終わるお仕事もあるので、レンタルをしてくれるお店もあります。
身だしなみは店舗のイメージにより大きく変わります。例えば若者向けのカジュアルなファッションが売りの店であればマニキュアや染め毛を歓迎していたり、反対に落ち着いた高級ブランド店では自社ブランドのスーツに身を固め、女性であれば髪は結ぶことを義務付けているなどお店により様々です。
こちら募集案件に細かく記載されている場合が多いので、応募前に確認をしたいところです。
アルバイトの面接であれば、重要なのは志望動機よりも面接時の応対です。実際に接客スタッフとして働くうえで、受け答えがしっかりとしていて表情も豊かであるかと言った部分を特に注目されるはずです。
面接は緊張こそしますが、そこでモジモジとした喋りをしてしまっては面接官に「この子は接客向きではないな・・・」と思われてしまうことにもなるため、特に笑顔と声のトーンは意識して臨みましょう。
志望動機は「そのブランドが好きだから」や「人と近い距離で接するお仕事に興味があるため」などで問題はないと思います。更に、その志望動機を理由に自分は今後どうなっていきたいのかなどを伝えるとより好印象に感じ取られるでしょう。
この仕事はアルバイトの中でも向き不向きがはっきりしやすい業界と言えるかもしれません。華やかな販売スタッフを思いがちですが、影では細かい作業や流行を取り入れるためにアンテナを張り巡らせていなければならないなど、仕事の範囲が広いとも言えます。そんな中でこの仕事はどのような方におすすめできるのでしょうか?
アパレルスタッフはコーディネイトの相談から店内の案内まで、お客様とかなり近い距離で接する機会が多いため、人と接することが好きな人にとってはやりがいのある仕事です。
困っている方を案内し感謝されることや、自分がおすすめしたコーデをお客様が気に入って実際に商品を買ってくれたときには堪えがたい喜びを感じられますよ!
逆に、人と話すことが自体あまり好きではない方でも、レジや在庫管理など裏方に回れることもあるので仕事自体ができないということはありませんが、接客に出たときにストレスを感じて疲れてしまうことも・・・。
当たり前のことかもしれませんが、おしゃれにこだわりの強い人が向いています。実際の業務ではお客様からコーディネイトに関する色々な質問をされるので、率先的に流行やおしゃれを探求する人は研修などで学ばずとも的確なアドバイスができるからです。余談ですが、おしゃれをあまり気にしない人手も業務はできますが、流行を学ぶことに辛さを感じてしまうことがあるかもしれません。
ブランドショップ店員への取材や当サイトの口コミ投稿において、アパレルスタッフは大半が女性の職場であるため現場では女性同士特有の問題が多々起きるそうです。
本来はアパレルスタッフほどお客様のサポートや精算、在庫管理など幅広い業務を一人一人が行うので周りのスタッフと連携し合いながら働くことが必須なのですが、正社員やアルバイト、そして派遣スタッフなど様々な役職が交わる中でこの人間関係の問題は時として重大な事態を招くことにもなりかねません。
そうしたなかで、問題が小さいうちに上司に伝えたり、話し合いを取り持って解消したりと、お互いの気持ちを尊重しながら協力することができる人材は重宝されることになるでしょう。
それではここで実際の仕事内容を解説します。こうして書いてみると思いの外にただ服を売っていればいいというだけではないことがわかりますね。
来店されるお客様に探し物の案内や、おすすめコーディネイトなどを説明して周ります。そのため店内の配置を覚えたり、扱うジャンルによっては流行を押さえておく必要があるので雑誌を読むなどの一定勉強が必要になります。
余談ですが、お客様に説明をしているとセット販売ができる機会が増えます。例えば、シャツだけを買いに来たお客様にそれに合うパンツの案内やコーディネイトを説明すると「じゃあこれもください!」ということが良くあるので、お店の売上が上がりやすい効果もあるのです。
もちろん、説明されること自体を嫌がるお客様もいるので無理に売ろうとしてはダメですが上手い店員さんはトークで誘導をして自然と追加商品を買ってもらえる術を身に付けていたりするのです。
ただし、この業務は入社をしてすぐにさせられることは少ないようです。そこまでの営業トークや商品知識を身に付けるには時間が掛るため、ある程度経験を積んでから任されるか社員や先輩のサポートができる場合のみ現場に出れるというお店もあります。
他の小売店と同様にレジスターを使ってお会計を行います。商品タグに記載されているバーコードをスキャンして精算おこなうため難しい操作はありませんが割引商品やセール品は手打ちで金額を入力することもあります。金銭のやり取りをする分ミスが許されないので、ここは研修の際にメモをしっかりと取っておくべきです。
店頭に置かれる商品が少なくなったものに関しては倉庫から補充をします。店頭の在庫は店内の見回りで見つける、もしくはレジと連動するシステムによって管理されています。
システム管理の部分をもう少し詳しく解説すると、レジ上に予め店頭に並べる商品のデータを入力しておき、売れるとデータ内の在庫が-1されるので視覚的にどの商品を補充すれば良いのかをリアルタイムで判別できるので便利な機能です。
お店の裏は大体のところが倉庫になっていて、そこに整列された状態で商品が並んでいます。
期末や月末に現在の在庫状況を確認する作業です。一つ一つ在庫を目視で確認するところもあれば、機械のシステムで管理をしているところはちょっとの入力と確認作業で在庫データと照合できたりと店舗により異なります。
人の手で行う場合は時間が掛る作業なので複数人で行うことも有り。ちなみに棚卸を行う意味は、在庫商品がどれくらい残っているのかを知るとともに、次回の仕入れで発注する分の参考となる必要な業務なのです。
アパレルショップは自社工場や外部商社から仕入れます。注文した商品が届いたら在庫の管理がしやすいように倉庫の所定の位置に服やアクセサリーなどを並べて出し入れがしやすいようにします。
試着をするお客様の体の各部分を計って最適なサイズの服を提示したり、ズボンは裾上げを無料で受けたりします。裾上げに関してはある程度の技術が必要なので専門のスタッフがいる場合や一定の研修を受けてするのが一般的です。
服はシーズンによって、春服から夏服の比率を上げていったり、冬服のコーナー設けたりと店内の販売物がコロコロ変わるため、店内の配置や装飾の変更、マネキンの着替え作業などの見た目を頻繁に変更します。
余談的なものですが、お店がどこで出店されているかによっても、仕事内容を知る上では案外重要だったりします。
国道や商店街などの通りに面したお店です。上記で紹介した仕事内容は主にこの路面店での場合の内容を中心に書いております。それにプラスして下記の店舗では追加の業務が発生することがあります。
百貨店やモールから建物の一角を借りて販売をする店舗です。こうした店舗は自社のファッションを販売するにおいて、百貨店側の意向も汲みながら営業をすることが多く具体的には、お買い上げのお客様に百貨店で使えるポイントカードや会員カード、更にはクレジットカードなどの勧誘をするように百貨店から求められることもあるようです。
その他にも百貨店が割引セールを主催する際には、テナント側でも割引企画やセールを実施しなければならず、それに合わせた入荷をする場合もあります。
路面店での販売であれば自社の決まりだけ守っていればいいのですが、百貨店ではそうはいかず百貨店側の決まりも守る必要がでてくるのです。もちろん百貨店とテナントとの決まりは様々で上記の事柄をしなくて良いところもあります。
数ある求人の中から一つに応募をする際、あなたは何を基準にして選ぶでしょうか?目的別におすすめの店舗や形態をまとめてみました。
派遣会社へ登録をして派遣スタッフとして働くことがおすすめです。ただし出勤したい時に仕事がなかったり、安定して長期出勤がしづらいと言ったデメリットもあります。
アルバイトであれば、交通費支給有の都心部案件を探すと良さそうですね。
ファッションビルやアウトレットモールなどで働くことがおすすめです。他店舗の従業員と関わる機会も多く、またファションビルによっては合同の飲み会やイベントなどを開催していることもあり世代や性別を問わず多くの方々と交友が持てます。
ユニセックスブランドで働くことがおすすめです。店内に男性・女性用コーナーがあるので必然的に従業員も男女半々の割合になりやすいからです。
また更に細かい部分を言うと、ファッションビルや百貨店は階層によって男性フロアや女性フロアに分かれているので業務上の関わりは少なくなりますが、アウトレットモールなどの平面作りであればイベントやセール時などに少なからず他店スタッフとも関わりがモテることがありますよ。
大体開店1時間前くらいがアルバイトの最も早い出社時間となりますが、ファッションビルや百貨店での勤務だと建物の開店時間に合わせて開店するので、朝が路面店よりもゆっくりできる場合も有り。百貨店などは大体が10~11時の開店になりますからね。
そもそも着ている服ってその人の性格など表していることもあると思います。
今は周りから魅力的な人に見られるよう自分磨きの意味も込めて日々ファッションを学んでいて、そんな意識が芽生えたことが収穫かもしれません。
休みの日には、ごはんに行ったりバーベキューなどプライベートも充実するようになりましたし、仕事が何よりも楽しいです!
特に友達がかなり増えましたね。また、外に出ることもないので涼しい環境で仕事が出来ます。
セールやシーズンの切り替え時には多くの方を接客したり品出しに走り回ったりと大忙しですが、暇な日は本当に何もすることがないほどで、そっちの方がどっちかと言うと辛いですね。
私の所は年末年始なんかも仕事で、更に鬼のように忙しいという・・・新年からゆっくりできません!笑
安く買えると言っても元が高いので結構な負担になるのでこの制度はやめてほしい・・・
応募方法としては、自宅付近の気になるお店に直接問い合わせる方法やインターネット求人サイトでの登録などがあります。特に「○○に勤めたい!」という明確な理由が無い場合は、ネット求人にて地域や時給を比較しながら探すのも有りでしょう。
ただ、本来は目的によって応募先を考えることがおすすめだったりもします。お金が欲しいのか?好きなブランドで働きたいのか?はたまたモテたいのか?など理由は様々ですが、目的ごとのそうした希望に合ったお店と言うのは探せばたくさんあるはずです。
上述した記事を参考に是非、大変だけど楽しさも感じられるアパレル業界に挑戦してみてくださいね。