派遣の仕事は一般的なアルバイトよりも時給が高いので、バイトより派遣として働くことを考えたことがある・・・という人も多いのではないでしょうか?
しかし、派遣会社の求人をネット見ているとほとんどが「大手アパレルの販売員♪」や「有名メーカーでの機械設計!」など企業名を伏せた状態で掲載しているからイメージが湧かないし、そもそも仕事内容の部分も説明がアバウト過ぎて全然わからない・・・という仕事も多いですよね。
では、なぜ派遣会社は企業名を非公開にしたりこうしたわかりづらい説明を行っているのか?
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派遣会社の儲けのカラクリは労働者を派遣して仲介手数料を貰う仲介ビジネスになるので、企業を求人欄で掲載してしまうと色々と不都合なことが起きてしまいます。
そのため、あえてオブラートに包んだ表現をしているのですがそれにいくつかの理由があるのです。また、派遣先となる企業が公開をしないように指示している場合も有ります。
もし、派遣会社の求人が各社実名で掲載をされていると中には派遣会社の応募フォームを通さず直接企業側に連絡をして採用交渉される方が現れます。
そうなると、派遣会社が仲介をすることなく直接働けてしまうので、収益の柱となる手数料を逃してしまうことになるのです。派遣会社からすればこうした応募をされてしまうと、ただ掲載した手間だけが残ることになるので、最初から実名で表記することは避けて確実に仲介ができるための戦略なのです。
派遣会社は今や国内に数十もの企業が軒を連ねる市場となっていますが、実名で載せるリスクは直接応募だけでなく同業者からも狙われる要因となるのです。
求人数が多ければ多いほど、サイトの利便性が上がりユーザーの満足度が高まるので、派遣会社各社はどれだけ仕事を掲載できるかに力を入れています。
そんな時に企業を実名で掲載している派遣会社があると、その情報を見た他者が大元の企業へ連絡をして自社にも掲載できないかアポイントを取りやすくなります。
一つの派遣会社に載せているということは単純に人材を欲している可能性が高いので営業をかければ他社にも求人の掲載許可をくれる算段が高いため、各派遣会社は余計な情報を他社に与えないため企業名を伏せているのです。
扱う求人の中には待遇が優れていたり、誰もが知るような超大手の案件も多いですが、全てを実名で明確に掲載してしまうと、そうした人気求人に一点集中してしまうのでそれを防ぐ意味合いで非公開にしている部分もあります。
時給や待遇は派遣先の提示条件に基づき決まるので求人ごとにどうしても差が出てしまうのはよくあることであり、あえてぼかすことで応募集中による事務手続きや面談の手間が省けるなどのメリットが派遣会社側にあります。
お仕事情報を眺めているだけでは、いまいちピンとこない求人ばかりですが、実際の企業名は派遣会社に登録を行った後の面談時になります。
ここまでくると、担当コーディネーターからお仕事の希望を聞かれるときに働きたい企業名が決まっている場合は「○○会社の求人ってありますか?」と聞いてみるとすんなり教えてくれることが多いです。
もちろん、仮に求人があったとしても適性やスキル要件を満たしていることが必要なわけですが、何はともあれ実際の企業名が知りたいということであれば、まずは登録をすることがどの派遣会社でも必要なのです。
ちなみに登録までの段階でお金が掛かることはないので、どうしても働きたい企業がある場合は複数の派遣会社へ登録することでより見つかる可能性は高くなると言えますね。
求人名が出ないから不安ということもありますが、派遣に関しては上記のような事情があるのでまずは登録をしてからでないと話が進まない傾向にあります。
また、せっかくやるなら少しでも「待遇の良い所で働きたい!」とか「大手で働く」など人それぞれの希望があると思いますが、派遣会社選びに関しては単純に扱っている求人数が多い所が理想の仕事を探しやすいので大手を選ぶのがおすすめです。
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