トリーバーチ(TORY BURCH)は有名人やセレブが愛用するニューヨーク発のハイブランド。
2004年に創業と歴史は浅いですが、「手の届くラグジュアリー」をコンセプトとしたラグジュアリー・ライフスタイル・ブランドになるので、国内でも幅広い年齢層の女性に支持をされるブランドと言えます。
今回はそんなトリーバーチで働く女性(Eさん)にお仕事情報についてインタビューを行いましたので参考にしてみてください!
※当記事はEさん監修のもと掲載しておりますが、応募時期・店舗・雇用形態によって内容が異なる可能性もあります。詳細は勤め先へご確認ください。
※また、Eさんの体験談はアメリカ合衆国でのアルバイト勤務経験になるため、日本国内と異なる可能性があります。
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シフトは入社の面接の際に希望を提示し、会社の要望に沿うであれば採用となりました。毎週同じ日に休みはもらえましたが、勤務時間に関しては2週間ごとに会社から出される早番または遅番のシフトに従う形になりました。
有給休暇に関しても、年末年始以外は希望通り取れました。雇用体系には正社員とバイトがあり、正社員は基本週35時間から40時間勤務、バイトは週に20時間から30時間程でシフトをくまれていました。休憩時間はその日の勤務時間によって変わります。
時給に関しては採用の面接の際に希望の金額を聞かれ、採用決定後の連絡の際に会社の提示する金額を伝えられました。なお、アメリカでは時給の他にコミッションがもらえ、個人の売り上げに応じて給料加算されました。
基本的には販売の経験者が採用されていた為、研修期間はほぼ無く入社2日ほどは会社やトリーバーチ本人の信念や商品の説明などを受けましたが、すぐにお店に立って接客を始めました。トリーバーチが女性をサポートする活動をしている事や、会社全体で行われている福祉活動について説明をうけましたが、特に販売に関するマニュアル等はありませんでした。
業務に関しては朝開店1時間前に出勤し、商品の補充やディスプレイの整理整頓などを徹底的に行います。
営業時間中は販売とサポート(裏方の従業員)の役割がはっきり分かれているので販売は接客をし、購入が決まればお支払い方法と商品をサポートに引き継ぎ、彼らが商品を包んだりお会計をした上で再度販売に引き継ぎ、お客様にお渡しする形でした。
売り上げに関しては販売員のみにだけコミッションが支払われ、サポートは時給のみ支払われていました。
これは販売員は経験者のみが採用されていたのに反し、サポートはリテールの経験がないものでも採用されていた為です。
しかしながら、このサポートで下積みをして、会社に認められれば販売員に昇格することも可能でした。仕事の内容はいたって簡単でしたが、基本的に販売員は2ヶ国語以上話せたのでお客様の言語により、他の販売員が担当するお客様の通訳をすることも多々ありました。昇格して店長や副店長になれば仕事内容も変わりますが、役職が変わらない限り仕事内容は何年経っても同じでした。
基本的に残業はなく、特にノルマ等もありませんでしたが、売り上げが直接給料に響いてくるので各自自分で売り上げ等は管理していました。
個人成績は毎日閉店後に売り上げ上位3名の名前と金額が発表されました。なお売り上げが多ければ翌年の時給の査定も良くなります。会社の目標も発表はされていましたが、充分達成出来る範囲内でした。
立ち仕事なので最初はキツイですが、慣れれば全く問題ありません。
この業界はアメリカでは従業員同士がお客様の取り合いで喧嘩になったりする事が多いのですが、この職場では皆楽しく仲良く働いていました。
有休や病休、育休なども有り健康保険などの福利厚生もしっかりしていました。バイトから正社員になることも充分可能でした。社割の詳細については外部公開をしない契約のもとで働いていたのでお答えできません。
身だしなみの規定はありませんでしたが、会社から支給される制服を着用する事と、きちんとして見えることは必須でした。そのほかアクセサリー等もトリーバーチのものであれば、どんなものでも使用が認められていました。ネイルやメイクに関しても接客業としてふさわしいものであれば、特に厳しい決まり等はありませんでした。髪の毛の色に関しても奇抜な色でない限り特に決まりはありませんでした。
面接での服装はトリーバーチに雰囲気が似ているものや、トリーバーチの商品が好印象を持たれました。
履歴書を提出して会社が希望すれば面接を2回に分けて行い、採用が決定されます。面接では過去の職歴やその実績、なぜトリーバーチに入社を希望しているか、トリーバーチについて知っていることは何か、希望する時給額、話せる言語、読み書きができる言語や接客について『例えばこういった状況にあなたが置かれたとします、そのときあなたならどのように対応しますか?そしてその理由を説明してください。』といった様に現場に密接し、入社後すぐに戦力なり得るかを確認されるような質問を多数されました。
なお、言語については申告した言語によって2度目の面接官が変わり、言語のレベルをチェックされるようなテストもありました。志望動機としては社会福祉について力を入れていること、とにかくトリーバーチにデザインが好きでたまらないことなどを伝えました。