POLA(ポーラ)は婦人用の化粧品の製造販売企業を行う国内発のメーカーブランド。高品質と安全性により国内のみならず海外からも評判が高く、正に日本を代表する化粧品とも言えますよね!
そんなPOLAは百貨店に必ずと言っていいほどブランドショップがあるので、POLAの美容部員としてお仕事を検討されている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなPOLAで派遣から契約社員として働いたEさんにお仕事や身だしなみの決まりなど働く前に気になる情報を聞き出し記事にしています!
※当記事はEさん監修のもと掲載しておりますが、応募時期・店舗・雇用形態によって内容が異なる可能性もあります。詳細は勤め先へご確認ください。
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シフトについてですが、早番・遅番のシフトがあり、早番は百貨店の開店準備、遅番は締めの作業があり、それぞれ早番だけ・遅番だけということはなく、均等に調整されていました。
有給以外の希望のお休みの申請は出せませんでしたが、有給休暇は事前に相談すれば取りやすい環境でした。
当日欠勤については、したことがないので何とも言えませんが、私が勤務していた店舗はMAXで3人、2人で早番・遅番一人ずつしかいない日もあったので、当日の欠席はよほどのことがない限り、厳しい状況でした。
もしそのようなことがあれば本部からスーパーバイザーが来てフォローしていただくか、当日休みの販売員に連絡がいき急きょ出勤するということになっていたと思います。
休憩時間は決められていて、ランチを食べてからお化粧が崩れないようにしっかり化粧直しをする必要があるので、休憩といえどもあわただしかった記憶があります。
派遣であれば契約した賃金で変動はありませんが、契約社員になった時は一定以上の年数の勤務期間、販売員としての売り上げ、商品知識、接客スキルによって給与が異なります。
勤怠に問題がなく、売り上げも良く、商品知識やスキンケア、メイクアップの知識が十分あれば、数年の勤務ののちに店舗を移動してサブチーフ、チーフと昇給できました。
その後スーパーバイザーになる道もありますが、そこは現在のスーパーバイザーの人数にもよるので、チーフ以降の道は人それぞれでした。ちなみに、繁忙期や土日祝日の手当は特にありませんでした。
まず美容部員として勤務する前に、約10日間の研修がありました。
研修では基本的な美容部員としての役割、肌の構造、スキンケアの講習、メイクアップの講義とタッチアップの練習、商品知識の講習とテスト、言葉遣いやマナーなどを学びます。
贅沢にも一人一人にスキンケアやメイクの商品が配られ、自分で体験しながら商品の知識を学びました。POLAで大人気のBAシリーズを試して、自分の肌でその品質の良さを実感でき、みんなの肌がみるみる変わっていくのを間近で見られたのは感動しました。
また、研修では制服を着て、身だしなみを整え、メイクも美容部員らしく洗練されていないといけないので、お互いのメイクを直したり、褒めあったりして、みんなで乗り切れるように頑張っていました。
制服を着て研修していると、団結力が生まれ、仲良く助け合いながら学ぶことができたので、導入研修はとても良い思い出です。
その後もスキルに応じて適宜本社で研修に参加したり、新商品が出る度に商品をもらって研修に参加していたので、時々同期に会えるのも、新商品をもらえるのも楽しみの一つでした。
早番は出勤したら商品にかかっている幕をとり、ディスプレイや床、鏡などを綺麗に掃除します。
スキンケアのタッチアップで必要なコットンや綿棒をそろえたり、メイクオフに必要な水を補充したり、サンプルの補充をしたり、テスターの口周りを拭いたりと朝はやることが多く、なかなか忙しかったです。
その後遅番が出勤したら、百貨店の朝礼での注意事項などを共有します。遅番は朝とは逆に締め作業があるので、百貨店が閉店したら商品に幕をかけ、立ち入りができないように店舗にロープなどを張り、レジを閉めます。
店舗の規模にもよりますが、勤務している美容部員の人数が限られているので、一般の販売員でも、サブチーフであっても一日の流れや作業に特に違いはありませんでした。
店舗で商品を販売する以外にも、外商のお客様向けに、百貨店の外商サロンで商品のサンプルを配布したり、店舗前や店舗と離れた場所でのサンプルの配布をしたり、サンプルや商品の在庫を確認したり、棚卸したりと色々な作業がありました。
売り上げの目標はありましたが、ノルマというわけではありませんでした。
極端に売り上げに貢献できていない場合以外は、売り上げについて厳しくフィードバックがあるわけではありませんでした。
また、残業は自分が接客しているお客様との接客が終わらない限りは多少ありましたが、会社から要求されるようなことはありませんでした。
POLAの商品の売り上げ目標とは別ですが、百貨店のクレジットカードの加入促進のノルマについては結構厳しく指導がありました。
百貨店で開催中のキャンペーンをお客様にご紹介し、売り上げにつなげたり、月に何人のお客様をクレジットカードに加入してもらいましょうという目標があり、それを達成し、なおかつ化粧品フロア全体で3位以内に入賞すると表彰され、テーマパークのチケットがもらえたり、ギフトカードがもらえました。
私は現役時代数回表彰され、ただでテーマパークに行けて嬉しかった思い出があります。カードの加入促進のノルマを達成すると百貨店の方からの扱いも良くなるので、頑張ることをおススメします!(笑)
勤務している美容部員の人数が少なく、一人欠けると現場にいるスタッフが一人になってしまうので、絶対に休めないというプレッシャーはありました。
また、二人きりな日も多いので、仲良くなかったり、あまり自分と合わないタイプのスタッフだと、お客様と接していない限りずっと二人なので、息がつまることもありました。
百貨店にもよりますが、それぞれのブランドさんの仲があまり良くないと、スポンジを洗ったりする場所で会話がなかったり、気まずい場面も多かったです。
あとは美容部員全般に言えることですが、休憩時間以外はずっと立ちっぱなしで、いつも帰りには足がパンパンになってしまうことは、何年働いていても大変でした。
辞めた今でもBAのスキンケアはどんなスキンケアよりも優れていると思っているので、それを毎日使うことができ、自分やお客様の肌をきれいにできたのは大変やりがいがありました。
お客様がBAのスキンケアを試されて、後日今まで使ったどんなブランドよりも良かったと報告に来てくださったり、変わっていく肌を嬉しそうにお話ししてくださったことはとても嬉しく、このブランドに関われて本当に良かったなと思いました。
比較的年齢の高いお客様が多かったので、落ち着いた接客を身につけられたことや、アンチエイジングに対する基礎知識を深められたのも、自分自身にとっても良かったと思っています。
割引額までは言えませんが、なかなか手が出せない化粧品も毎月社割で安く購入できたので、自分が頼んだ化粧品が届くのが楽しみでした(笑)
派遣スタッフ時は派遣会社から、契約社員となってからも交通費は全額支給されていましたしボーナスもありました。また、百貨店の自社ブランドの商品以外を従業員価格で購入できたり、帰りに高級なスイーツを破格の値段で購入できたりもしました。
女性しかいない職場だったので、もちろん育休や産休の制度や制服もあり、その制度を利用されて復帰されている方も沢山いました。
条件を満たせば正社員登用も可能なので、際限なくステップアップできる働きやすい社風にあると思います。
身だしなみについては美容部員ですので、厳しいルールがありました。
まず髪の毛の色ですが「7トーン」までと決まっており、黒髪が推奨されました。ヘアアクセサリーなどは禁止でお団子などスッキリまとめるスタイルが求められていました。
アクセサリーに関しては結婚指輪のみ可で、ピアスやネックレスは禁止です。
制服は決められたものがあり、パンプスは自分で用意します。制服の返却時はクリーニングの必要がありますが、クリーニング代の支給はありませんでした。
ネイルはジェルネイルは禁止で、カラーは自社のネイルカラーのみ使用可能で、売り出し中の商品をつけるよう推奨されていました。
メイクももちろん自社のコスメでメイクすることが義務づけられていました。研修中は毎日爪を見せ合って、長くないかのチェックや、髪型やメイクのチェックもありました。また、まつげエクステやカラコンも禁止です。
面接にはスーツで行きました。本社の新人担当の方とスーパーバイザーの方と2対1の面接で、時間は30分くらいでした。
美容部員の面接なので、髪の毛はまとめて化粧も派手すぎず、でも女性らしく華やかなメイクで行きました。
志望動機や今までの経験などをきかれましたが、筆記試験はありませんでした。そんなに堅苦しい雰囲気ではなく和やかにすすみ、面接から採用連絡までは割と早く、数日で本社の方から電話連絡がきました。
私はスキンケアに興味があったので、POLAはスキンケアブランドとして本当に女性の肌を美しく健やかに保てる商品がそろっていたので、そのことを強調して面接に臨みました。
また創業者の思いに共感したことなども話しました。女性ばかりの職場なので、協調性はあるかなども面接できかれることなので、今まで女性と職場でどのようにかかわってきたかなども具体例も交えてお話しすると良いと思います。