モンクレール(Moncler)はフランス発の上質で洗練されたデザインのウェアが世界的に人気のファッションブランドです。
国内においても高給ジャケットの代名詞としても認知されるほど支持されるブランドになりますが、派遣スタッフが数多く活躍している職場でもあります。
今回はモンクレールに派遣スタッフとしての勤務歴があるWさんにお話を伺い、働く前に知っておきたい各種情報を聞き出し記事にしました!
※当記事はWさん監修のもと掲載しておりますが、応募時期・店舗・応募派遣会社によって内容が異なる可能性もあります。詳細は勤め先へご確認ください。
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応募時に週3~4日でも勤務先によっては可と言われていましたが、週5日のフルタイム勤務が一般的です。お昼の1時間と中休み30分の計1時間半を休憩として貰えます。店内で接客をする販売スタッフとして働いたのですが、土日や祝日などの繁忙時はほぼ100%出勤となっていました。ただ、自分や子供が体調を崩したりで出勤が遅れたり、当日にお休みをする際に快諾をしてくれていたのが有難かったです。
時給は派遣のため1500円とかなり高額の時給を頂きながら働いていました。ただ、アパレル経験に応じて多少の変動もあると事前に聞いていたので人によって若干異なる部分かもしれません。素の時給が高かったので不満はありませんが、昇給や賞与については特になかったです。
私の流れで言うと、登録した派遣会社が開くアパレル研修や接客講座を受講して汎用的な基礎を固めてから店舗に勤めています。
モンクレールにおいても接客やストック、ディスプレイなど業務自体は他ブランドの作業と共通しているので、接客対応やストックの流れなどについては派遣会社側の研修で事足りていました。
店舗配属の初日は派遣会社の担当者と共に赴き、ロープレによる接客の練習やお店でブランドの説明や歴史について教わりました。業務内容はお客様の接客、納品検品、ストック整理、商品の移動、ディスプレイの手伝いなどがありますが、レジ対応などお金が関わるものについては社員さんが中心に行っていました。
また、モンクレールでは過度な声掛けを行わず基本的にお客様の方から話しかけられた場合に商品の説明を行うのですが、商品知識についてはしっかりとした研修がなかったために最初のうちは苦労していた記憶があります。
そのため、早い段階で店舗スタッフの方々と打ち解けて商品を聞き出したり情報の共有ができるまで信頼関係を積むことも大切です。ただ、実際のところは機能性やデザイン性に優れた商品力がかなり高いブランドになるのでお客様に深い案内をしなくてもアウターがどんどん売れていくのでテキパキと動くことが大事だと思います。
最初のうちはどうしても深く聞かれてしまうと答えられない部分もあるのですが、セールストークにおいてモンクレールの機能性やデザインなどアピールできるポイントは多々あります。
モンクレールのダウンジャケットはフランス規格協会ANFORから4Floconsの認定を受けた高級羽毛を使っています。これは空気の包含力や断熱性などの基準をクリアすることで最高品質として認定されるものです。実際モンクレールのダウンを着用すると保温性が抜群に高く冬でも快適だし柔らかい羽毛によるためか普通のダウンよりも動きやすいことを実感できると思います。
全ての型番に使われているわけではありませんが、光沢のある生地感でテフロン加工される「シャイニーナイロン」もセールスポイントになります。おしゃれなデザインはもちろんですが、テフロン加工されることにより汚れやダメージにも強いため、アウトドアや登山などアクティブに過ごしたい人におすすめしてみると結構気に入ってくれることが多いです。
一般的なダウンジャケットはボリュームが多く「もたつき感」が出てしまうのでおしゃれに着こなすことが難しいのですが、モンクレールでは職人がグラム単位で羽毛の量を調整したり、裾に向かってシャープな作りをしているのでタイトに着こなすことができます。接客対応をしていて、冬の着膨れに悩んでいるお客様も結構いらっしゃるので、そうしたお話を頂いた時にこうした商品の特性を伝えると高価ながらすんなり購入頂けることもありますよ。
私は派遣スタッフということもあり残業についてはありませんでした。ただ、普段は早番として勤務していたのですが繁忙期のシフト調整で中番として出勤することも数回だけありました。ノルマについては一切ありません。大変・きついと感じる部分は、最初は商品知識が足りずプロとしての接客に欠けていた部分があることは自負していました。幸い職場には優しい諸先輩方に商品案内のコツやセールスポイントなどを仕事の合間に教わっていたのですぐに適応することができましたが、仮に人間関係が良くない職場だったらと思うと少し怖いです。
モンクレールのアウターは元々、予約をしないと買えないくらいのブランド力があるので素人目に見ても売れ行きが違いました。特に押し売りをしない店舗姿勢は従業員の働きやすさにつながっていると思います。
販売スタッフとしての仕事に必要なユニホームが貸与されるので個人の負担がなく仕事を始められます。(靴やベルトは自前)また、私の場合では派遣会社側の制度でレジャー施設やレストランなどの施設が割引利用できる待遇などもありました。
貸与される制服を着用して、靴やベルトは他社ブランドのロゴなどが載っていないシンプルなものを使っていました。身だしなみについては茶髪やピアスなどカジュアルな雰囲気を出しても大丈夫なのでおしゃれを維持しながら働くこともできます!
派遣としての私のステップでお仕事までの流れを説明すると、まずは派遣会社に登録を行って過去の経験などからスキルチェックを行いました。
その後、担当者とのカウンセリングを行いモンクレールでのお仕事を希望していることを伝えて、派遣先となる店舗へコーディネーター同行のもとで見学に向かい店舗責任者との面談をしています。
ここで改めて就業意思の確認を行って働くことを決めたのですが、実務に就く前に派遣会社の主催する講習を何度か受けてアパレル職としての基礎業務を学んでからのスタートとなりました。面談については勤務可能時間帯の確認やお店のルール、なんでこのお店を選んでくれたのかなどの話がありました。