キャンペーンスタッフとは、企業の新商品や新しいサービスが生まれたときに、一般の人々へPRをすることが目的の仕事となります。
高い時給が期待できて、大学生やモデル志望の女性などが主に行うイメージのあるキャンペーンスタッフですが、実はこの仕事は様々な種類の製品をPRする求人があるので、性別年齢問わず多くの人が行える可能性のあるものでもあります。
今回はそんなキャンペーンスタッフの種類や仕事内容、更には大変なことなど、あらゆる角度からこの仕事を解説します。
目次
稼げる度 | 都心部相場 | 地方相場 |
---|---|---|
★★★★ | 約1300~1800円 | 約1100~1500円 |
基本的には日当制の求人が多い傾向にあります。実働時間は5~7時間程となり、時給換算すると上記の金額くらいを稼げるのでアルバイトの中では給与がかなり高い仕事と言えるでしょう。
派遣会社への登録の後、イベントがある日を紹介されて出勤できる日を選択します。勤務時間は主に土日の日中であることが多いです。
ただし、毎日のようにイベントがあるわけではないので、週5日など継続的な勤務をすることが難しく、単発や短期で利用することに向いた仕事と言えます。
宣伝をする会社が指定する制服を着用します。一般的には、イベントコンパニオンのような男性を引きつける衣装を想像しますが、案件によってはスーツや浴衣を着て対応する製品PRの案件もあり、この身だしなみに関しては依頼を受ける前に詳細が告知されるので、案件を吟味してからの判断もできますよ!
キャンギャルと言われるスタイルの良い若い女性を希望する企業は多いですが、一部では男性や中年層のスタッフでも行える求人もあります。実際に存在するキャンペーンスタッフの求人の種類は以下のようなものがあります。
新製品が誕生した時などに店頭でPRを行います。携帯ショップは店舗ごとにフリルの制服や妖艶な格好など独特な衣装を纏い店舗前に歩く人々へ声がけを行います。携帯ショップに関しては大学生やモデル志望の女性が主に求人対象となります。
百貨店やアウトレットモールが主な仕事場となります。制服はスーツスタイルやイベント衣装など様々ですが、宣伝するクレジットカードに興味を持ってもらう為に通りを歩く人達に声がけを行う営業色の強いキャンペーンスタッフとなります。求人は20~40代ほどの女性がメインですが、男性の求人を募集している所もあります。
新商品の宣伝を行うためにPRをする業務は他と同じですが、お酒やタバコの場合は20歳以上の人が対象となるものなので、路上でPRすることはあまりありません。実際は事前に許可もらい、居酒屋の店内にいるお客様に声がけをしたり、法人企業を回ってのPRとなることが多いです。求人に関しては20歳以上の女性で、キャンギャルスタイルの衣装を着ることが多いです。
基本的にはお店のスタッフが行いますが、イベントによって人手が足りないときなどに求人が出ることがあります。家電量販店の場合は抽選会場での案内や、台本をもとに新製品の情報を店頭で読み上げるPRなどをするでしょう。衣装に関してはハッピやお店の制服を着用することになり、年代を問わない男女が活躍できる仕事になります。
この仕事は派遣会社からの紹介業務であることが多いので、キャンペーンスタッフの求人へ応募をした際は、携帯会社や現場の企業ではなく派遣会社の担当と面談を行います。
この際に、希望のシフトや勤務時間を伝えることで、その条件に合った仕事を紹介してもらえるようになりますが、自分の働き方や希望をそこでしっかりと伝えましょう。
アルバイトの面接と違って面談になるので、特に緊張することなく望めるはずです。また、この面談は登録を目的としているので落ちることはほぼありませんよ。
仕事を始めるまでの流れは以下となります。派遣会社の仕組みが分からない方はコチラの記事で解説しているので目を通してみてくださいね。
タウンワークやバイトルなどの求人サイトに出ているキャンペーンスタッフの求人に応募をするか、近隣の派遣会社へ直接登録をします。
応募をすると派遣会社との面談を行います。派遣会社に登録をする際にキャンペーンスタッフの求人で応募をしてきているので、この仕事をやりたいことを派遣会社は把握していますが、面談で更に細かい希望を面談で伝えます。
面談で聞いた内容をもとに派遣会社の担当はいくつかの案件をあなたに提示してきます。その中でやりたい業務がある場合はそこで回答します。
仕事が決まるとそれに合わせた研修を行います。PR商品の基礎知識や当日の動き方など、そこまで時間を掛けることはないですが、この事前研修が任意である場合、給与の発生はしません。この部分は派遣会社により異なるので気になるのであれば事前に確認した方が良いですね。
ノルマはないところが大半です。企業からすると単発でお願いする場合が多い仕事になるので、ノルマを設定するほどの責任は負わせないようです。ただ、声がけ自体ができないなどスタッフとしての責務を果たせていない方は派遣会社に連絡をされることになるのでサボれるわけではありませんよ。通達が入ると次回の仕事を紹介してもらえないことになります。
商品を宣伝することが目的となるキャンペーンスタッフの一日はとてもシンプルな仕事内容なので、商品の知識をある程度身につければ後は気兼ねなく業務をすることができます。
事前に知らされている現地に出勤し、店舗のロッカーを借りて着替えます。移動に関しては主に現地集合であることが多いですが、複数人のスタッフが参加する場合は派遣会社の営業所から車で向かうこともあるようですね。
店頭や道路を行き交う人達に製品やイベントのアピールを行います。自分から興味を持ってそう方には声を掛けて店内やカウンターに誘導をしてあげることになるのですが、この際に利用者などに配るアメや看板を持って対応する場合も。
この仕事は華やかに見えますが、実際にやると大変な事も多くなかなか難しい仕事であると感じる方も多いようです。
《つらい・大変なこと》
今回の調査で主に上記のような意見が多い結果となりました。仕事自体は営業職にも近いところがあるので、「思ったより相手にされない」など精神的にも肉体的にも疲労を感じることが多いようです。
店舗が繁華街にあるので店頭に立ち通行する人達に声がけや商品の特徴を説明していましたが、視線は感じるものの中々立ち止まって話をすることができませんでしたね。
ただ、担当の人に「数字のこととかは気にしないでお店を盛り上げてくれれば大丈夫だよ」と言われていたので気兼ねすることなくできたのがよかったです。
冬なのにミニスカートとヘソ出しのキャンギャルスタイルで、外を歩くときはコートを羽織りますが異様に寒かったことをおぼえています。笑
私の場合は商店街沿いの居酒屋を回り新しいタバコの試供品を渡しに回っていました。お客さんはお酒に酔っていることと、私がそんな格好をしているから変な絡みをされることが多かったですが、営業自体は大半の人(男性)が受け取ってくれるので大成功?に終わりました。
ただ、こうした目で見られたりすることをよく思わない人はやめておいたほうがいいかもしれません。私自身は話で盛り上がってお給料も高く満足な1日となりましたが。笑
ちなみに全然興味を持ってもらえませんでした。言い訳をする訳ではないですが、クレジットカードに興味を持ってもらうことは敷居が高いです。
ただ、結果がなかなか出せずとも、営業マンのようなバリバリの営業をするわけではなく、カードの特徴を書いたチラシを「これは○○感じなので良かったらお家でご覧ください。」と言って、受け取ってもらうだけでも成功になるので、クレームになることもなくそれなり楽しめましたね。
キャンペーンスタッフは様々なタイプがありますが、聞き込み調査をしていて意外と多かった意見が「大変だけど良い経験になった」というものでした。
特に女性にとっては普段着ることがないような衣装を着て注目される仕事になるため、始めて業務をすると今まで味わったことのない感覚になるそうです。実際、男性から見るとああした衣装はかなり魅力的にも見えますしね。
そんなこともあり時給が高く、普段とはまた違った業務となるキャンペーンスタッフは単発で終わらせることもできるので興味があれば是非一度やってみてはいかがでしょうか?
カ~ドキャンペーンの募集ですが今50才ですが経験あるのでできますか?
お返事下さい。
コメントありがとうございます。
経験者ということであれば、年齢不問の募集案件に応募をすれば採用される可能性はあると思います。特に百貨店系の案件はターゲット層となる主婦世代と合致しているので落ち着いたトークと案内ができる方に好印象を持つ企業も多いですからね。
時期や立地の問題もありますが、グーグル検索で「カード キャンペーンスタッフ 年齢不問」と検索をかけると複数の求人が出ていることが確認できますので、是非一度ご覧になられてはいかがでしょうか。
末筆では御座いますがご活躍をお祈り申し上げます。