派遣会社へ登録を行うと働き先の希望がない場合、日々様々な案件を紹介してもらえますが、職場で一番大切なのは賃金と働きやすさを挙げる方も多いと思います。
そんな2つの願いを叶えられるのは、誰もが知る一流企業に勤めることです!今回は中小から大手まで7社の派遣先で勤めた経験を持つ筆者と経験者の口コミをもとに大手で勤めるメリットデメリットや大手で働くおすすめの探し方を経験談をもとにお伝えします!
目次
厳密に言うと大企業の明確な定義というものは存在しないのですが、ここでは誰もが知る会社や従業員数が数百名以上、東証1部や2部の上場企業などに該当する会社を念頭に置いて、こうしたところで勤めるメリットをお話しましょう。駅近など立地面が優れていることはもちろん、その他にも辞めたくなくなるほど働きやすい環境が用意されています!
H・Sさん
社内には40名ほどの派遣スタッフがいるので困りごとがあっても相談しやすいです。
K・Mさん
前の職場では一人飯が当たり前だったけど、今は同期も6名いるし仕事もプライベートも良い人間関係で楽しめている所がある。
よく派遣社員は肩身が狭いとか、食堂が正社員限定で使えないなどの差別とも取れるような話を聞くことがありますが、本当の大手企業は派遣社員そのものの数が多いので基本的にそういった待遇をしていません。部署内では同じ身分のスタッフがたくさんいるから仲間もできやすいし、休憩スペースがかなり豪華なケースだったりするので派遣社員自体も母数が多いから大切にしている傾向にあります。
N・Kさん
CADオペ一本で今まで働いていますが、同じソフトのほぼ同じ作業で時給は大手の方が100円高かった。
K・Sさん
エクセルを使った資料作成や事務作業が中心ですが、作業フローが明確に決まっているので仕事もやりやすく且つ時給が今までで一番高いので可能な限り続けたいと感じます。
大企業は収益能力が高いのでベースの賃金も高くなりやすいです。特に英文事務やCADなどの専門スキルを保有している方であれば、同じ作業内容でも案件によって賃金の開きが顕著に感じられます。
K・Mさん
リラックスできるフリースペースがたくさんあるので、休憩時間は午後の仕事をしたくなくなるほど快適に過ごせます。また、お菓子やパンが食べ放題だったので食費が全然掛かりませんでした。
S・Mさん
今まで複数の大手に勤めてますが、特にIT関係の会社は待遇がやばいです!和洋中揃った無料社食にドリンクバー常時飲み放題など何の不満なしに働けますから。あと、オフィスが高層ビルの上階にあったので景観も素晴らしかった。
仕事や休憩時間も含めて大企業の場合は、綺麗なオフィスや休憩スペース、更にはモチベーションが上がるような取り組みがされていたりして快適に働けます。私の勤めた職場に関して言えば、フットマッサージがいつでも使えたり、社食があってランチは無料でした。その他にも社内にコンビニがあったり、特にこの環境面についてはなかなか中小企業だと見られない部分なので大きなメリットに感じると思います。
S・Mさん
メリハリがしっかりしているので、自分のやることが明確にわかる部分が良いです。
A・Sさん
過去には明らかなキャパオーバーの仕事で体を崩しましたが、転職した今は納期や期限についても少し余裕を持った状態で終わるようになっているので残業をしたことは一度もなく違いに驚いたことはあります。
大手企業は何事も明確なルールに基づいて仕事を行っているので、基本的に必要以上の作業をやらされることはありません。
中小とかだと、日が経過するとどんどん新しい仕事を回されたりしますが、大手の場合は役割分担がしっかりしているので意図しない残業や自分のスキル以上の仕事を任せられることはないので安心して業務に取り組めます。
大手企業のメリットを端的にまとめると手厚い福利厚生・快適性・無理のない業務内容が挙げられますが、もしそんな大手企業で働きたいと思ったら派遣会社は業界最大手のテンプスタッフがおすすめです!
テンプスタッフは楽天やLINEなど何と募集している企業の実名を公開している数少ない派遣会社で、職場の雰囲気が働く前にイメージしやすいです!
上記のように公開されている企業では社内風景が事前に確認できたりするので、登録会に参加する前から働きたい企業が見つかりやすいと思います。それにしてもランチ無料はすごいですね。
もちろん、公開されていない中にも派遣業界最大手だけあって有名大企業の派遣案件が豊富にあるので、大手企業で働くことを目的にしているのであればテンプスタッフが最もおすすめできます。
確たるビジネスモデルを形成して安定した収益があるからこそ、労働者も快適に過ごせる大企業の派遣先ですが、反対に勤めていてデメリットに感じる部分もいくつかあるのでその点についてもご紹介しましょう。
契約期間を迎えた段階で正社員になれる案件を紹介予定派遣と言いますが、大企業についてはほぼ通常の派遣なので職場が気に入ったから正社員になるということは難しいです。それこそ、大企業の社員となれば毎年多くの大学生がエントリーするので、この点は派遣からの参入余地はなく割り切りが必要です。
英語やCADなど自分の持っている専門のスキルを活かしたいという方ならおすすめできますが、「仕事を通じて更に専門性を極めていきたい!」という方に大企業は向いていません。なぜなら大手の場合は厳格なコンプライアンスやルールに基づき、できる事が限られてしまうので新規プロジェクトや毎日新しいことをやるというよりは、ルーティーン化された同じ作業の繰り返しであることが多いです。なので、飽きっぽい人やいずれ独立や正社員としての道を考えている人にとっては何でも任せて貰えて経験を積める中小の方が向いています。
そもそも論になりますが、賃金が良かったりランチが無料など待遇の良い大手は、応募が集中する傾向にあるので一発で希望の会社に入ることは結構難しいです。実際に私も派遣会社の担当者に大手で働きたいことを伝えていたのですが、自分よりも優れたスキルを持つ人を送られてしまったりして、中々仕事に就くことができない期間なんかもありましたからね。特に大手企業は派遣会社にとっても優良顧客になるので、いい加減な人材を送って機嫌を損ねられないようにスキルや人間性などをしっかり吟味して、信頼のおける人を優先的に送り込む傾向にあると思います。
前述のように大企業への派遣であっても簡単なものではありません。(すんなり入れることもありますが。)では、実際に大手企業で働くためにはどのようなことを心がけておくべきなのか。下記の部分を念頭に置いて就職活動に励みましょう!
派遣会社の担当者と面談や、職業希望フォームを使って大企業で勤めたい旨を明確に伝えましょう。当たり前のことですが、「出来れば大手企業の方が・・・」というスタンスでは人気の案件を回してくれる可能性が低くなります。あなたが派遣会社を通じて働くことで派遣会社にも利益を与えることになるので、この部分は押し気味に伝えた方がうまくいきやすいです。
行う業務内容によって必ず活かせる資格が存在するので、先に簡単なものでも良いので資格を取ってから仕事を探すこともおすすめです。資格は一つのアピールポイントでもありますし、派遣会社も派遣先へプッシュしやすくなりますからね。
専門職以外のおすすめ資格
ビジネス電話検定、MOSスペシャリスト、簿記、秘書検定、SNSエキスパート検定、マーケティング・ビジネス実務検定
これは入社した派遣先企業の広報から聞いたお話ですが、派遣一筋の人材よりは過去に一度でも正社員の経験を持つ人を採用面では優遇しているという話がありました。大企業は特に組織として動くことがとても大切なので、社員として会社の利益を追う姿勢を一度でも学んだり、人材マネジメントの経験がある人であれば大企業の業務により順応しやすいと考えられているためです。
大企業で働く派遣スタッフの多くは経験上20~30代が多いです。
派遣法では年齢による募集制限を設けてはいけないという決まりがあるのですが、実際はあくまで応募ができるというだけのことで、表沙汰にしないだけで年齢を理由に社内選考で落とされる可能性はありますからね。
また、新社会人と同い年など若すぎるというのも社会経験の少なさから避けられることもあり、20代中盤~30代中盤が特に可能性が高いと言えると思います。もちろん、他者を寄せ付けない圧倒的なスキルなどを保有していれば専門職は世代に捉われず採用の面でも有利に進められます。
大手企業の派遣求人はたしかに倍率が高くそれなりのライバルもいる中で選ばれなくてはならないので大変な部分もありますが、新卒から大企業へ正社員として入る倍率と比べたら比較にならないほど簡単です。
スキルや適性が足りなくても、タイミングによって決まることもありますし、勤務先を必要以上に絞らなければ大企業の枠にはきっと入れます。
大切なのはとにかく行動をすることで、派遣会社と小まめに連絡を取り合えばきっと納得の行く求人が見つかるはずです!働いてから後悔をしないように今から頑張るのです!