正式な採用を貰うために避けては通れない面接ですが、採用担当者側の視点で見る採用したい人材とはどのような人を指すのでしょうか?今回はその疑問を解消すべく、クラウドソージングにより採用担当者の本音の部分を聞き出し、好感が持てるポイントや面接で意識してほしいと感じることについて聞いてみました!
目次
結論から言うと、採用にあたって必要なポイントは異業種の面接担当に伺いながらおおよそ一致している部分がありました。重要度の高い順からご紹介しましょう。
人間性とは本来人間にしかない優しさ、思いやり、嫉妬心、怒りなど感情の本性の部分を指すやや哲学的な内容なのでですが、ここで言う人間性とは明るさやコミュニケーション能力、人柄の良さが該当します。どんな業種でもお客様や上司、同僚など人との交流は絶対に欠かせません。そうした交流を円滑にこなせる人材であるか?という部分を100%見られているわけですね。
人間性と似ている部分がありますが、こちらは挨拶や仕草などよりビジネス向きな視点です。ただ、多くの採用担当者が言っているのは一流ホテルレベルのビジネスマナーではなく、挨拶ができるとか相手を考えた思いやりの対応ができるなど最低限の部分で充分ということ。
志望動機にも通じる部分ですが、「本当に働きたい気持ちはあるのか?」この部分もしっかり見られているので、面接のときはとにかく前向きな内容で話をすることが大切です。ちなみに、これは「ここじゃなきゃダメ」というまでの強い意志まではいかなくて大丈夫です。
人間性に問題がないのに採用されなかったときは大体「シフトが合っていなかった」か「定員に達した」のどちらかの理由になりますが、店舗側は思いのほかシフトの部分を重視しています。採用担当者はコストを考えながら常にお店を円滑に運営するために人員の手配をする責任があり、多すぎても少なすぎてもお店は回りません。この部分はいわばお店との相性でもありますね。
採用側からすると、勤務先から近場である方が好感を持つケースが思いのほかあるようです。頂いた回答によるとこれには2つの理由があり、一つは交通費支給の負担があること、そしてもう一つは遠方地からの勤務で長年勤めあげることができるのか?という疑問です。ただ、この要素に関しては定員に対して複数の応募があった場合に考慮するという意見が大半なので、優先度は低いです。
面接官が重視している部分は意外とシンプルで、アルバイトの面接ならそれほど難しく考える必要はないというのが編集部の結論です。ただ、採用の可能性を1%でも上げるには他者よりも一歩優れる必要があることはまた事実なので、今回のアンケートによって聞き出した本音をもとに面接で必ず実践したい各種ポイントを挙げてみました。
基本であるからこそ、全ての面接担当が見ている部分です。ただ、この部分に関しては完璧にこなそうなど難しく考えず、明るい表情で「よろしくお願いします。」、「ありがとうございました。」が言えればそれで充分でもあるので、深く考えず自然体で受けるようにしましょう。
相手に真剣さを伝えるのに有効なのが目を見て話を聞くということ。人によっては恥ずかしいと感じるかもしれませんが、これは好感度調査においても実証されているので意識するポイントの一つ。ちなみに
質問に対して、「成長したい」や「○○が好き」など前向きな内容を答える事は好印象につながります。前向きな意見=興味を持ってくれているという受け取り方ができるためですね。反対にNGなのは「お金の為」や「消去法で選んだ」などの内容を全面に押し出してしまうことです。
志望動機に通じるものですが、「なぜ応募をしたのか」は何か理由があるはずです。例えば、お店を利用した時の雰囲気や好きなメニューがある、求人票の待遇を見て○○魅力に感じたなどの内容は積極的に伝えるべきです。もちろん、飲食店などそのお店に限った志望動機を考えることが難しいのも面接担当者はわかっているので、「接客業がしたい」など業界に共通した内容でも有効です。
面接の服装でのコーディネイトを迷う方もいらっしゃると思いますが、アルバイトであれば無地シャツにジーンズなどシンプルな内容であれば全く問題と考える面接担当者が圧倒的です。この部分については逆にNGな部分を避けていれば特に考えすぎる必要はないでしょう。ちなみに今回のアンケートに協力してくれた方が考えるNGな内容は以下です。
どうしても採用を受けたい場合こそ、あれこれ考えてしまうものですが、面接担当からすると堅くなり過ぎず自然体の方が好印象だったりすることも多いです。特に色々考えて混乱してしまう方は、明るい挨拶や受け答えだけを意識するようにして面接に臨めば、それが良い結果をもたらすことになるでしょう!